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花尊し

花尊し

坂の街

坂の街

札幌から小樽へ向かうと北側が日本海、石狩湾であるが、
北海道全図でのイメージとは違い実地では
高島岬の辺りがせり出してきた形となり、
石狩湾が急に湾曲して、この急湾曲部が港となっている。
このため市街地のほぼ東側が港となり、海の向こうは北海道の大地なのである。
さらには、碁盤の目とは程遠い町並みが、山、坂、海と入り組み、
このため東西南北の方向感覚が正常に機能しない。
地元の人たちは地理を東西南北ではなく、
山側、海側、上がる、下がる、と表現する。
俺の小樽は坂の街なのである。

高台から港を見下ろし海に目を向けると、
大概はこの海だけの風景が普通なのだが、
ある時忽然と海の向こうに暑寒別岳などの山々が見える時がある。
これは晴れた日というよりも、
曇りでところどころ晴れ間が見えるくらいの時の方が良いようだ。
この現象は海上にうすもやが立ちこめると遠くの山々が消えてしまい、
海だけの風景が普通の景色になっているのだ。

港に大型のクレーン船などが入ると
風景が一変してしまうほど普段は平淡な街であるのが港町小樽なのである。
夕闇が迫ると海岸に沿った町灯りが遠く湾岸の形を浮き上がらせ、
薄ボンヤリと山影も見え夜景の美しい時刻となる。

夏場、観光で遊びに来る分にはとても良い所ではあるが、
雪が降り始めると坂の街は大変危険な街となる。
降った雪は地球温暖化のせいで融けて凍ってツルツルになり、
降り積もった雪の下に隠れている氷を踏み込むと、
予想してなかっただけに尻餅ではなく背中まで打ち付けてしまう。
下り坂はソロソロと一歩づつ慎重に体重移動して行くが、
丁度、子供公園の滑り台を立ったまま降りて行くようなものである。
雪で滑って転ぶ年間回数の統計では、
札幌1回以上に対し、小樽は2回以上である。



外人坂



ましけだな
2017年02月18日 12時06分10秒 | 小樽

小樽から増毛(ましけ)連峰が見えたら
2~3日後
大荒れになる

ま しけ(時化)だな

中国式天気予報だ


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